先日、Amazonで2000円で購入した写真撮影用の白布(2m×3m)。
畳まれているから当たり前なのだけど、袋から出してみたらしわしわである。こいつをなんとかピンピンにシワを伸ばして壁にかけることができないかと試してみました。
結果的に完全にシワをなくすことに成功しました。
この記事では、背景布(バックスクリーン)のシワをぴんぴんに伸ばしていく方法を書いていきます。
今回、ターゲットになるのはこいつ
Amazon:FotoFoto 白布 背景布 2m x 3m
購入したのはこれ。FotoFotoという謎のメーカーのバックスクリーン(白布)。価格はたったの2000円。これが意外とよくて、安物バックスクリーンにありがちな透けて裏写りすることもなければ、薄すぎてチープということもない。布自体もしっかりしています。
色の種類は緑や黒もあるのでyoutubeのクロマキー撮影などにも使えると思います。
▼密着すれば裏写りはするが、数cmでも離せば透けない。
このバックスクリーン・・・概ね、満足のいくものだったのだけどそこには大きな問題が・・・・
それはこのしつこいシワです。
シワ・・・シワ・・・
シワという言葉が好きな人はいない。とにかくこのにっくきシワを消し去りたい。「じゃあアイロンかければよくね?」と思うのだけど、そこには大きな障害があったのです。
- 大きすぎるからアイロン時にグチャる
- 棒に通すときにグチャる
そう、アイロンを使って頑張ってシワを伸ばしても、グチャってまたシワがついてしまうのです・・・。(ちなみに壁に張り付けるために使った棒は楽天で買ったカーテンポール。まじでこれはオススメです)
そこで僕は考えた。「棒にかけたままアイロン掛けしてしまえばいいと」。天才である。
【注意】アルコールは使うべからず!
この布にアルコールは使わないでください。ポリエステルはアルコールに弱いため変性する可能性があります。
ポールにかけたままシワを伸ばせ大作戦
そこで僕が用意したのがこれだ。日立のスチームアイロンCSI-RX2A W、値段は約7000円。Amazonでは怪しい中華製の2000円台スチームアイロンがたくさんある。ではそんな中でも値段の張るこれをなぜ購入したのかというと、
- 信頼できるメーカーが良かった
- 温度を設定できるスチームアイロンがよかった
- コードがあるものがよかった
- 値段が高くないのが良かった
が主な理由です。
とくに温度を変えられるのが一番の理由でした。温度が高すぎて白布(ポリエステル, コットン)が変性してはいけない・・・。逆に、温度が低すぎて伸びなかったら意味がない・・・。ということで温度を変えられる日立のスチームアイロンにした訳です。
スチームアイロンはコードレスのものも多くありましたが、使いたいときに「充電しないと…」ってなるとストレスが溜まると思ったのでコードありにしました。あとは値段の安さですね。本当は、パナソニックのNI-FS790が良かったんですがスチームアイロンに1万円以上を出す余裕がなかったのでこちらにしました。
CSI-RX2A Wの簡単な使い方手順
では、実際にこのスチームアイロンをつかってスクリーンのシワを伸ばしてみます。スチームアイロンの使い方は以下の通りです。
1,付属の注水カップに水を入れる
まずは付属の小さなカップに水をいれます。結構なみなみ・・・。こぼれそう・・・。
2,本体に水をいれる
取っ手の根元部分がパカっと開くのでそこに水をいれていきます。
ちなみに、お尻側に満水ラインがあるので、そこから水の量が分かります。
3,電源をいれる
コンセンントにつなぐと電源が入ります。それから「切り替え」ボタンを押すと、切→高→中→低とだんだん切り替わっていきます。スチームアイロンとして使用した場合は「中」か「高」を選択してください。
温度を選択したら、点滅します。だいたい30秒くらい点灯にかわるので準備完了です。
最後に取っ手の内側の根元にスチームスイッチがあるのでそこを押しましょう。
実際にアイロンをかけてシワを伸ばしていく
では実際にこのアイロンでシワをなくしていきましょう。ターゲットは灰色の〇で囲んだシワ。こいつらを消してみようと思います。温度を「中」にして・・・・
うおりゃああああ!(20秒ほどスライドしながら押し付けました)
▼その結果が・・・・
すげええ!見事に伸びました!
▼比較してみた
いやこれはすごくないですか・・・。今までスチームアイロンというものを舐めていました。まさかここまで変化があるとは。しかもたったの20秒で。
▼ここからさらに完璧に伸ばしていくと・・・
はい、99%くらいなくなりましたね。折り目のところは肉眼で目を凝らせば分かるのですが、写真では全く分かりません。
実はここはさっきとは別の個所です。なのでこちらでもBEFORE,AFTERを見ていきましょう。
▼3分間 スチームアイロンをした比較
完璧です。それ以外の言葉が見つかりません。
「ここのシワは手ごわいな・・・」と思う箇所は裏からもかけてやりましょう。
※温度は「中」が安定
僕は基本的に「高」でやっていたんですが、謎のシミができてしまいました。これが元からなのか、アルコールで拭いたせいなのか、「高」でやっていたからなのか分かりません。
なんにせよ安全にシワを伸ばしたいなら温度を「中」にしましょう。
スチームアイロン(CSI-RX2A)を使う際の欠点

ここまでするのに1時間かかりました・・・
撮影用、もしくはプロジェクター用のスクリーンを伸ばすのは日立のスチームアイロンで確定です。そのうえで欠点もいくつかあげようかと思います。
- 少しばかり時間がかかる
- 水がなくなるのが早い
- 高さのある布にする場合は延長コードが必要
欠点① 少しばかり時間がかかる
僕が今回アイロンをかけた白布は2m×3mという化け物のような大きさのもの。すべてアイロンがけするには・・・1時間かかりました。まあ普通のアイロンでやっても同じくらいかかるかもですが。
欠点② 水がなくなるのが早い
今回、すべてにアイロンがけするのに5回~6回ほど水を補給したと思います。分換算すると20分に1回は給水が必要となりますね。
・・・地味に面倒だ。
欠点③ 高さのある布にする場合は延長コードが必要
僕の使用しているポールとスクリーンを合わせると高さが2mになります。上までアイロンをかけようとなると、延長コードが必要になりますし、また背の低い人は足場も必要になるかと思います。
僕は近くのホームセンターで買ったのですが、ダイソーや無印良品のでもいいですし、こちらのエレコムの延長コードでも良いと思います。
欠点はこれくらいですね。
ここまで言っといてなんですが、欠点といってもさほど気にするほどのものでもなかったです。
それでは、今回はこの辺にしておきます。
僕はまじでこのアイロンを買ってよかったです。
「カッターシャツにもこのアイロンを使いたい」という方向けにも記事を執筆する予定ですのでぜひお待ちください。
