ツイッターやインスタ、ブログで必要になる写真テク。写真は誰にでも簡単に撮れますが、誰にでも簡単に撮れるわけではないですよね。今回はyoutubeで写真テクを学び、それを備忘録としてまとめていきます。
第1回~カフェ撮りのコツ・基本編~
今回まとめるのはKen Horiguchiさんのyoutube。
パっと見で見てみたところ、基本的なことを分かりやすく説明されていたので、全3回分をここで簡単にまとめていこうと思います。
第1回は基本編。
「優先順位をつける」「違和感を除去する」の2点を説明します。
1,優先順位をつける
まずは優先順位の解説からしていきますね。
写真には見せたい「優先順位」が存在します。あなたが写真で一番見せたいのは何か?と考え優先順位をつけましょう。
具体的に2つの写真を例に説明していきます。

Ken Horiguchiより
左は手前のコーヒーゼリーを1番、後ろのアイスラテを2番目に見せたいのが分かります。
対して、右はいろいろなものが平等に写っていて何を見せたいのかが分からなくて微妙ですね。(筆者は左の写真も微妙だと思うが…)
重要なポイントは、撮影者が「優先順位1位」に設定したものと、見てくれた人が「あ、これが優先順位1位なんだな」と分かること。それが出来れば優先順位付けが成功だそうです。
また、写真の枠のなかに大事なものを3つ以上いれてはダメ、ということです。
2,違和感を除去する
次に解説するのは、「違和感の除去」。
写真のなかに違和感があると人はそればかりが気になってしまいます。
例えば、玄関にて綺麗に靴が揃っているなかで、ひとつだけ揃ってない靴があるとすごく目立ってしまいますよね。
「違和感をなくす」というのは、写真という枠のなかで「ズレた靴を写さないようにする」ということ。
「なんでこれがここにあるの?」「なんでこれがこんなことになってるの?」という要素を減らさなければなりません。

Ken Horiguchiより
例えばこの写真だと、コーヒーとアイスは平行になっているのに、上の棚が右肩さがりになっているように見えます。こういった違和感があると本当に見せたいコーヒーやアイスに目がいなくなってしまいます。
第1回のまとめ:
●撮影前に優先順位を決める。そして、いらないものは写さない。
●まず1枚撮ってみて、変だなという部分をなくす。(トリミングしたり、被写体の角度を変えて写さないようにする)。
第2回~カフェ撮りのコツ・カメラアングル~
第2回はカメラアングルのお話。
さっそくですが、みなさんは被写体(例えば、コーヒーや食べ物を)を斜め上から撮ってはいないでしょうか?
そうやって撮れた写真がこちら。

Ken Horiguchiより
う~~~ん・・・悪くはないけど何かが足りない感じ。
撮影の基本は、「こんな写真を撮りたい」から逆算して「写真を撮る」ことです。(ブログで「こういう文を書きたいから、こういう写真が必要だな」と考え撮影するのと同じ)
よって、カメラアングルはどんな写真を撮りたいかを考えて決めていくことが重要になります。
カフェで気を付けるアングルは3つだけ!
カフェで撮りたいアングルは「正面」「寄り」「俯瞰」3つです。それぞれの撮り方とポイントを解説していきます。
アングルその1~正面~

Ken Horiguchiより
まず紹介するのは正面のアングル。
この写真のポイントは3つです。
- 被写体の正面にカメラをもっていく(高さを合わせる)
- 被写体は写真下半分までに収める
- 背景を最大限までに活かす
被写体を斜め上からではなく、被写体に目線をあわせます。そして、カメラには被写体が下半分写るようにしましょう。
これが最も基本的なアングルとなります。
被写体を下半分にもってくることで背景も綺麗にとれていますね。
被写体をしっかり写したいときや、背景を利用したいときにおすすめの撮り方です。
アングルその2~寄り~

Ken Horiguchiより
次に紹介するのは「寄り」のアングル。
被写体をより細部まで写したいときのアングルです。
- 被写体(優先順位1位)を手前に配置し、確実にフォーカスを合わせる
- 被写体の質感を活かす
- 思い切って寄る!!
第1回~カフェ撮りのコツ・基本編~で学んだ「優先順位」の高い被写体を手前にもってきて、その質感が分かるように撮りましょう。
こういった写真は「躍動感」を感じますよね。
ポイントとしては思い切って被写体に寄ることです。
このアングルは、寄ることで周りにいろいろなものがあった際にそれを写さないようにすることができます。

Ken Horiguchiより

Ken Horiguchiより
例えば、1枚目は手前にバターサンドとその奥にカフェオレが写っていますが、その周りにいろいろなものがあって優先順位付けに困っていたそうです。
そこでぐぐぐぐっと近寄ることによって周りのものを除去し、うまく撮影できたそうです。
2枚目は、よく見ると後ろに人が写っているのですが、寄ることによって手前にフォーカスをあわせて、あたかも人がいないようにできていますね。
「寄る」アングルはそういった背景を隠す使い方もできます。
アングルその2~俯瞰~3
最後に説明するのは俯瞰のアングルです。まずは3つポイントを見ていきましょう。
- 上から撮る必要があるときだけ使う(意味のない俯瞰は違和感になる)
- 被写体の配置に最新の注意を
- スマホを構える手の影に注意
こちらのアングルは、上から撮ることでしか表現できないときに使うのがポイントです。被写体の配置に注意を払い、スマホを構える手の影が写らないようにしましょう。
基本的には難しいアングルなので、多用はしません。
この写真は筆者が適当に撮ったものです。(完全な俯瞰ではないけど・・・)
こうした「買ったものリスト」のように優先順位をつけない写真に対しても俯瞰撮影が有効です。
第2回のまとめ:
●アングルは「斜め撮り」以外に、「正面」「寄り」「俯瞰」がある。
●それぞれの状況に合わせて使いこなすと良い。
第3回~カフェ撮りのテクニック・小ネタ~
これまでは、基本的なことやカメラアングルについて解説してきました。
最後はそれらを利用したテクニックや小ネタ集9つです。さっそく見ていきましょう。
- 光を味方につけよう
- 水平・垂直をしっかり意識する
- ツヤを見逃さない
- 「斜め」で高さを稼ぐ
- トレーに要注意
- カフェでどんな席を選べばいい?
- おしゃれ感のでる”持ち方”
1,光を味方につけよう

Ken Horiguchiより
写真は明るいところで撮ると良いでしょう。(筆者はあえて暗い感じでとるのもありだと思います。
特に太陽光は強い味方で、写真のように良い感じに影ができて雰囲気がよくなります。
2,水平・垂直をしっかり意識する

Ken Horiguchiより
第2回でも話した通り、左写真のような「平行であるはずのものが斜めになっている」と人は違和感を感じてしまいます。
水平や垂直の線があったら、それを基準にして水平垂直に写真をとると印象がよくなります。
3,ツヤを見逃さない

Ken Horiguchiより
もし、スプーンや氷、ソースなど、光るものがあったら、それにぐぐぐっと近づいていき目立たせましょう。
一段階上の写真が撮れます。(筆者はこの写真は微妙だと思ってしまったが…)
4,「斜め」で高さを稼ぐ

Ken Horiguchiより
こちらは「正面(引き)」の応用編です。画角を斜めにすることで背景に入れることで、背景にいれる範囲を増やすことができます。
見せたいスイーツ(orコーヒー)以外に、店の雰囲気も一緒に見せたかった場合に有効です。
筆者はいろいろ情報をいれすぎてごちゃついていると感じるので、この撮り方はあまり好きではありません・・・・。(もし店の雰囲気を伝えたいのなら、それだけの写真を撮る)
5,トレーに要注意

Ken Horiguchiより

Ken Horiguchiより
ときにはトレーも、「違和感」となる場合もあります。そんなときはトレーから降ろして撮るのもいいでしょう。
また、トレーも込みで完成されたデザインのものもあります。そういった場合は、うまくトレーをいれて撮影しましょう。
6,カフェでどんな席を選べばいい?

Ken Horiguchiより
カフェで「お好きな席へどうぞ」と言われたとき、どんなところに座ればよいのか?という話。
そんなときは第2回で話したアングルその1~正面~を考えましょう。
アングルその1~正面の復習~:
●被写体の正面にカメラをもっていく(高さを合わせる)
●被写体は写真下半分までに収める
●背景を最大限までに活かす
具体的に言うと、背景が映える席を選びましょう。それが窓際であったり、店内を全体的に写せる場所だったりで自由ですが、壁際は絶対に避けなければなりません。
7,おしゃれ感のでる”持ち方”

Ken Horiguchiより
優先順位1位のものを手に持ってみると、写真にメッセージ性が生まれます。(被写体は中心に)
ぜひ手に持ってた写真を撮りましょう。
これで終わり!
以上で、Ken Horiguchiさんの写真テク解説を終わります。
正直言って自分の方がエモく撮れるんじゃないか・・・と思うような写真もありましたが、「高さを合わせて正面で撮る」「水平・垂直を意識する」「カフェでどんな席に座ればいいのか」「オシャレ感のでる持ち方な」などは大変参考になりました。
これで写真マスターに一歩近づけような気が・・・!
この記事で分かること
- カフェ撮りの綺麗な撮り方
- 綺麗に撮影するカメラアングル